Ferrari 488 Pista Spider

Ferrari 488 Pista Spiderはフェラーリの手掛けた50代目のドロップトップ・モデルであり、ぺブルビーチで開催された2018年のコンクール・デレガンス®の中で、世界に向けて初公開されました。クーペ・モデルと同様、この車は単なるスペシャル・シリーズの1台ではありません。実際、この488 Pista Spiderは、8気筒エンジンを搭載した、フェラーリ史上最高の性能を誇るドロップトップ・モデルに仕上がっています。

488 Pistaがそうであるように、488 Pista Spiderもレーシング・モデルを起源としています。そのエンジン、エアロダイナミクス、そして走りのダイナミクスは、フェラーリが長年にわたり世界中のサーキットで各種のスキルを磨き上げてきた結果です。

フェラーリのワンメイク・シリーズに登場する488 Challenge、そして2017年のFIA世界耐久選手権のGTクラスを制した488 GTE、これらをベースにした488 Pista Spiderは、オープントップ走行で比類ないパフォーマンスを堪能したいと願うフェラーリ・ドライバーのためのモデルであり、フェラーリのV8ターボ・エンジンが奏でるサウンドがドライバーを包み込みます。搭載されるパワーユニットは、ターボ・エンジンにとってだけでなく、自然吸気エンジンにとっても真のベンチマークとなっています。また、このエンジンは、2016年から2018年にかけてインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを3年連続で獲得しているほか、過去20年間の最優秀エンジンの中から特別に選ばれる、「ベスト・オブ・ザ・ベスト」賞も受賞しています。

純粋なレーシング・マシンを連想させるFerrari 488 Pista Spiderのインテリア

モータースポーツの影響を強く受けているため、Ferrari 488 Pista Spiderのインテリアは本質的な要素のみにこだわった設計となっています。コックピットに多用されたカーボンとアルカンターラは、跳ね馬モデル特有の洗練された雰囲気との相性が抜群です。こうした独自の雰囲気は、コントラスト・カラーのハンドステッチ、三角形のパターンをあしらったアルミニウム製のトレッド・プレートとヒール・レスト、彫刻的なドア・パネルといったディテールによって醸し出されていると言えます。