Ferrari Romaは、伝統あるピュアなスタイリングを維持しつつ、クラストップのパフォーマンスを披露します。これを可能にしているのは、いくつかの最新テクノロジーです。リヤ・ウインドウと一体化した可動式リア・スポイラーもその中の一つであり、格納時は車両本来のエレガンスを維持し、高速走行時に自動展開すると必要なダウンフォースを発生させます。
跳ね馬が生み出したこの新型2+クーペは、7,500 rpmで620 cvを叩き出すターボ・エンジンを搭載していることから、セグメントの中で最もパワフルなモデルとなっています。このエンジンは、インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを4年連続で獲得しているV8ファミリーに属するものであり、バリアブル・ブースト・マネジメントによってスロットルの瞬間的なレスポンスを実現させている点が特徴です。また、ガソリン・パティキュレート・フィルターの採用に伴い、エンジン・サウンドにも細心の注意が払われました。エグゾースト・システムは完全な新設計となっており、サイレンサーを排除するとともに、新開発のバイパス・バルブを採用しています。
また、ミッドフロント・エンジンの2+クーペであるこのFerrari Romaは、セグメントリードするパワーウエイト・レシオ(2.37 kg/cv)を達成することで、ハンドリング・ダイナミクスと走りのレスポンスをさらに進化させました。